パーソナリティ傾向のひとつ「ビッグファイブ」とは?【試験にでる心理用語】

はじめに

みなさんこんにちは。ファイブアカデミーです。

試験勉強は順調に進んでいますでしょうか?

心理学の中の大きなトピックの一つに「性格」というものがあります。

心理学に興味を持つ方であれば、多かれ少なかれ興味のあるテーマではないでしょうか。

「明るい人」「大人しい人」「優しい人」など、性格を表す言葉は一般的にたくさんありますが、心理学では「性格」はどのように考えられているのでしょうか?

今回は心理学で用いられる「ビッグファイブ」という性格特性の傾向について簡単にご紹介します!

「類型論」と「特性論」

一般的にいわれる「性格」について、心理学では「パーソナリティ」という言葉が使われ、その定義は以下になります。

個人の一貫した行動傾向

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更にこの「パーソナリティ」の分類の仕方には「類型論」「特性論」というものがあります。

「類型論」は性格をグループ分けする方法で、「特性論」は個人個人の性質から性格を考える方法です。

ビッグファイブとは?

ここで「特性論」のひとつでもある「ビッグファイブ」というものをご紹介します。

これはインターネットで無料でやってみることもでき、質問に一つずづ答えていくと「5つの傾向のどこが強いか?」がわかります。

ビッグファイブの5つの傾向は以下の通りになります。

①外向性:活動的な傾向

②情緒不安定性:不安や抑うつ、傷つきやすい傾向

③開放性:新奇なものごとを求める傾向

④協調性:共感性や優しさを意味する

⑤勤勉性:真面目さや努力家を意味する

心理学専門校ファイブアカデミー(2020).心理学キーワード&キーパーソン事典 ナツメ社

これをご覧になって「あ、自分ここ強いな…」と思った方もいるのではないでしょうか?

ビッグファイブによると、人間のパーソナリティはこの5つの傾向で説明できるということです。

おわりに

というわけで今回は「ビッグファイブ」のご紹介でした。

「パーソナリティ」をとらえるために過去の心理学者たちは様々な研究をして理論を発表し、ときにはそれが否定され、その流れの中でこの「ビッグファイブ」も誕生しました。

したがって「パーソナリティ」の領域を勉強するときはぶつ切りで暗記せずに、その研究の歴史を一連のストーリーとして追ってみると頭に入ってきやすいと思います。

今回の投稿は以上となります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。