「ゲシュタルト心理学」をわかりやすくご紹介【試験に出る心理用語】

はじめに

みなさんこんにちは。ファイブアカデミーです。

試験勉強は順調に進んでいますでしょうか?

基礎心理学の分野は、「心理学=カウンセリング」というイメージから入ると、少々とっつきにくい分野かもしれません。

というわけで今回は「試験に出る心理用語」として、「ゲシュタルト心理学」についてご紹介します!

「ゲシュタルト心理学」って?

一口に「心理学」といっても「〇〇心理学」「□□心理学」などたくさんあるので、混乱してしまうかもしれません。

今回ご紹介する「ゲシュタルト心理学」はドイツのWertheimer,M.(ウェルトハイマー)によって作られた心理学です。

ゲシュタルト心理学は以下の様に定義されます。

「要素に還元できない、まとまりのあるひとつの全体がもつ構造的特性」

心理学専門校ファイブアカデミー(2020).心理学キーワード&キーパーソン事典 ナツメ社

しかしこれだといまいちピンとこないかもしれません。

「ゲシュタルト崩壊」という言葉はどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、「まず部分より全体を考えよう」ということですね。

ではなぜこのような心理学が生まれたか?ということは、心理学の歴史である「心理学史」をたどっていくとわかります。

(ちなみに心理学史は、人の心をどうやってとらえるか?という偉大な先人たちの奮闘のストーリーなので…触れてみると面白いと思います)

時間の無い方は、まずは身近な例から入っていくと理解がしやすいと思います。

身近な例をご紹介

「ゲシュタルト心理学」について先ほど「部分より全体」と書きましたが、身近な例を挙げてご紹介します。

それは「パラパラ漫画」です。

「パラパラ漫画」はおそらく一度は見たことがあるのではないかと思います(もしくはノートの切れ端に自分で作ったり)

もちろん、日本の誇る文化であるアニメもこの原理がベースとなっていますね(最近はCGも増えてきましたが)

パラパラ漫画って、一枚一枚は動かない絵(部分)が、連続してみると(全体)動いて見える!ということですね。

これが「ゲシュタルト心理学」の中にでてくる「仮現運動」と呼ばれるものの一つということなのです。

おわりに

というわけで今回は「ゲシュタルト心理学」についてご紹介しました。

「仮現運動」に関連するキーワードとして「運動残効」「誘導運動」「自動運動」「α運動」「β運動」など紛らわしいものが参考書にはたくさん載っています。

なので、一度これらのキーワードを表で整理してみると頭がすっきりするのでおススメです。

勉強の際には文字だけでなく、図も積極的に活用していきましょう!

今回の投稿は以上となります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。