長期記憶の仕組みとは?【試験に出る心理用語】

はじめに

みなさんこんにちは。ファイブアカデミーです。

試験勉強は順調に進んでいますでしょうか?

さて、臨床心理士や公認心理師の資格試験、心理系大学院入試では非常に幅広い範囲から問題が出題されます。

その中でも「記憶」の分野は定番ともいえる出題範囲です。

そこで今回は「長期記憶」についてご紹介します!

記憶の種類

読者の皆様も、昨日食べた物はおそらく思い出せるのではないでしょうか?

でも、二週間前に何を食べたかは思い出せないかもしれません。

また、子供のころに自転車に乗れた人は、大人になって久しぶりに自転車に乗ったとしても乗り方は覚えていることが多いかと思います。

このように人間の記憶にもいろいろなタイプがあります。

具体的には「感覚記憶」→「短期記憶」→「長期記憶」の順番でより忘れにくいものとなっていきます。

そして「長期記憶」はその名の通り、一度覚えたら忘れない記憶のことを指します。

(ただし、一時的に思い出せないこともあります)

長期記憶の分類とは?

先ほどの例を再び交えてご説明していきますが、

「一度覚えたら忘れない事」ってどういったものがあるでしょうか?

例えばこんなものが挙げられますね。

①自分や家族の名前

②誕生日や旅行や行事など、特別な日の思い出

③自転車の乗り方、泳ぎ方

④小さいころ野良犬に追いかけられてから、犬が怖くなった

いかがでしょうか。一見、バラバラに見えてもこれらはみんな「長期記憶」です。

そして長期記憶は「宣言的記憶」「非宣言的記憶」の二つに分類されます。

上の4つの例を分類してみましょう。

宣言的記憶

言葉で説明できる記憶の事です。先ほどの例だと①と②が当てはまります。

非宣言的記憶

言葉で説明ができない記憶の事です。先ほどの例だと③と④が当てはまります。

この先更に細かい分類がありますが、まずはこの二つの分類を覚えることがポイントとなります。

おわりに

というわけで今回は「長期記憶」のご紹介でした。

受験生の方は日々学んだことを「短期記憶」から「長期記憶」に移していかないといけないわけですが、その方法も十人十色・千差万別だと思います。

なので、是非ご自身に合った記憶の方法を勉強しながら見つけていってくださいね!

今回の投稿は以上となります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。