生物・心理・社会モデルって?【試験に出る心理用語】

はじめに

みなさんこんにちは。ファイブアカデミーです。

試験勉強は進んでいますでしょうか?

公認心理師資格試験の試験範囲が記載されている「ブループリント」には「連携」という言葉が度々出てきます。

今回は「試験に出る心理用語シリーズ」として、公認心理師の「連携」を考えるうえで重要なキーワードでもある、

「生物・心理・社会モデル」についてご紹介します!

生物・心理・社会モデルって?

「生物・心理・社会モデル」というのは精神科医のEngel,G.(エンゲル)が1977年に提唱した考え方です。

「モデル」というと何か難しい様にも思えますが、

「困っている人に対して、どのジャンルからアプローチしていけば良いか?」と考えていただくと良いかと思います。

つまり「生物」は身体、「心理」は心、「社会」は環境に置き換えると分かりやすいです。

例えば、経済的に困っている人(社会)に個別のカウンセリング(心理)だけしていても、

問題が解決しない場合という事例などが考えられます。

心理職に求められる「連携」について

ここから分かるのは、私たち人間はいろんな状況が絡み合った中で生きている、という事です。

「身体」と「心」は関連しあって作用しますし、先ほどの例のように「環境」が変われば「心」も変わるかもしれません。

心理職というのは対人援助職、つまり困っている人の助けになる仕事です。

心理職は「その困っている人に適したアプローチは何か?」という事を常に考え、その上で他の職種とも「連携」を取っていくことが求められているという事なのです。

おわりに

というわけで今回は「生物・心理・社会モデル」についてご紹介しました。

公認心理師や臨床心理士の資格試験の試験範囲には「法律」の問題が出題されることがあり、多くの受験生の方が苦手とする分野といわれています。

しかし将来、心理職として現場に出たときに他の職種との「連携」のためにその知識を使うかもしれないので、

今のうちに勉強しておくことをおススメします!

今回の投稿は以上となります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。